相撲ファン必見!まわしの締め方から価格、素材までの全解説!

相撲

こんにちは!

私は相撲ファンで、特に一日の最終試合が大好きです。

最近、相撲のまわしについて興味を持ち、その締め方や価格、素材、長さなどを徹底調査しました!

まずは、まわしの締め方を、わかりやすい動画で見てみましょう。

この記事で学べることは以下の通りです:

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相撲のまわしに関する面白い情報

まずはまわしの締め方を紹介
YouTubeで見つけた力士の実演動画を見て、まわしが試合中になぜ外れにくいのか理解しましょう。何度も見ることで理解が深まります。


まわしの締め方を簡潔に説明します:

力士がまわしを股に挟む。
まわしの先端をアゴで挟む。
左手で後ろを固定する。
右回りに2周する。
アゴで挟んでいた部分を下ろす。
もう1周する。
前垂れを右上に折り込む。
もう1周巻く。
一番後ろの部分を上に引き出す。
引き出した先端を右側に挿入する。
普段はまわしを締める機会がないかもしれませんが、相撲を見ていると、どう締めているのか気になることでしょう。

次に、まわしの価格について詳しく見ていきましょう。

 

相撲のまわし、その驚きの価格帯とは?

テレビで見る相撲のまわしには、実は高価なものが多いんですよ。調べてみたら、以下のような価格が判明しました。

稽古用まわし:約2万円
実戦用まわし:100万円以上
化粧まわし:180万円から最高2,000万円
特に化粧まわしの中には、なんと最高2,000万円もするものがあるんです!私ならその金額で家を購入するかもしれませんが、力士にとっては非常に価値のあるアイテムなんですね。多くは後援会からの贈り物として贈られ、相撲界の経済規模は非常に大きいです。

「締め込み」という言葉を耳にしたことはありますか?あまり聞きなれないかもしれませんね。ここで少し詳しく説明します。

<締め込みって何?>

本場所で力士が腰に締める特別なまわしを「締め込み」と言い、これは「取りまわし」や「揮」とも呼ばれています。十両以上の力士だけが、本場所でこの特別な締め込みを使用し、幕下以下の力士は稽古用のまわししか使いません。

出典: 大相撲.com

化粧まわしに関する面白い情報もご紹介。

<化粧まわしの歴史>

江戸時代に始まった化粧まわしは、もともと前部分を隠す目的で使用されていました。大名の抱える力士たちは、参勤交代の際に派手な化粧まわしを身に着け、大名の威信を示す広告塔として行列に加わっていました。ただし、派手さが行き過ぎたため、1764年には土俵入り専用とされました。

この歴史が、化粧まわしの高価さの背景にあるようです。

さらに、実際の試合で使用される締め込みの価格が100万円以上とは、なかなかの高額です。これには「素材や長さが影響しているのかな?」と思ったりもします。

次の章では、締め込みの素材や長さに関して、もっと深く掘り下げてみましょう。

 

相撲のまわし(締め込み)の特徴について

相撲におけるまわし(締め込み)は、その素材と長さが特筆すべき点です。

素材:絹製。
長さ:ウエストサイズの約7~10倍、通常は約10メートル。
締め込みは通常、四つ折りにして使用され、広げた際の幅は約80センチです。絹糸の価格を調査したところ、1kg当たり13,000円から14,000円程度と判明しました。また、締め込み自体は約20kgから30kgの重さがあります。
これらの情報から計算すると、原料費だけで約26万円から42万円になることがわかります。これを踏まえると、100万円の価格設定は合理的であると考えられます。

締め込みは一つあたり約6年間使用されることが多く、十両以上の力士の給料を考慮すると、特に高価なものではないかもしれません。

100万円もする締め込みをどのように扱うかが気になりますが、実は洗濯はされないことが多いのです。締め込みの下には何も着用しないため、洗濯が必要に思えますが、実際には洗わずに天日干しするだけです。

その理由は主に以下の2点です。

  • 洗濯により生地が弱まり、怪我防止効果が低下する。
    「水に流さない」というジンクスがあるため。
  • 試合後は泥を落としてアルコール消毒し、天日で乾燥させるのが一般的です。ただし、親方が亡くなった際だけは、例外的に洗濯されることもあります。

次に、まわしについている「さがり」という部分の意味についても詳しく解説します。

 

相撲のまわしにある「さがり」とは何?

相撲で使われるまわしには「さがり」と呼ばれる部分があります。これは化粧まわしの遺産として残されています。化粧まわしはもともと前部を覆う目的で使用されていましたが、その豪華さが増すにつれて試合中に邪魔になり、実際の取組では使用されなくなりました。しかし、伝統を維持するため、さがりはその象徴として残されています。

さがりは、本来の化粧まわしの機能を象徴していますが、現実にはほとんど何も隠していません。面白いことに、さがりの本数は通常17本から19本で、奇数であることが重要です。偶数だと分割されるのを避けるため、縁起の良い奇数が選ばれています。

次に、まわしが試合中に取れたらどうなるかについて見ていきましょう。

まわしが取れた場合のルールは?
相撲では、まわしの下には何も着用していないため、まわしが取れると大変なことになります。テレビ中継がある場合は特に問題が大きいです。相撲でまわしが取れた場合、「不浄負け」というルールが適用されます。

「不浄負け」とは、まわしが外れて局部が露わになった場合に適用される反則負けです。以下がそのルールです。

<不浄負けの規定>

前褌が外れた場合、負けとなる。
通常は反則負けとされるが、一般的には「不浄負け」と呼ばれる。
出典: 大相撲見物便覧・ルール・物言い

例として、2000年の五月場所での朝ノ霧対千代白鵬の試合で、朝ノ霧が不浄負けを喫しました。その後、彼はより長い7メートルのまわしに変更しました。この際の費用は約5,600円で、練習用のまわしでした。

続いて、締め込みの色に関する疑問もありますね。テレビ中継を見ていると、色について特定の規則があるのか気になります。この点についても次の章で掘り下げてみましょう。

 

相撲のまわしにおける色の規則

相撲のまわしには、色に関する特定の規則があり、これは関取と幕下以下の力士で異なります。

関取の場合: 関取レベルの力士は、締め込みに紺色や紫色などの色を使用することが認められています。また、稽古時には一般的に白色のまわしを着用します。
幕下以下の力士: この階級の力士は、稽古と実戦で同じまわしを使用し、その色は通常、黒色または紫色に設定されています。
これらの規定は、日本相撲協会の寄附行為施行細則附属規定に基づいています。

稽古中に白いまわしを使用することは、関取としての地位を感じる象徴的な瞬間とされています。また、テレビ中継で見られるカラフルな締め込みは罰則がなく、協会もこれを黙認しており、観客を楽しませる目的で使用されています。

さらに、紫色は神事で高貴な色とされており、大相撲の起源が江戸時代の勧進相撲にあるため、神事の伝統がまわしの色選びに影響を与えていると考えられます。

まとめ

これでまわしに関連する豆知識を一通り紹介しました。まわしには多くの決まりごとや慣習があります。関取が使う締め込みは100万円以上の価値があり、素材は絹で約10メートルの長さです。基本的には洗わないこと、さがりが化粧まわしの名残であること、まわしが外れた場合は「不浄負け」となること、白い稽古用まわしは関取にのみ許されていることなど、これらの情報を知ることで、次回の大相撲中継をより楽しむことができます。