日本のプロ野球、2024年開幕戦の見どころをご紹介!

野球

多くのプロ野球ファンが疑問に思うことの一つに、開幕戦の対戦カードや開催地がどのように決まるのか、という点があります。特に、「なぜ自分たちのチームのホームで開幕戦が行われないのだろう?」と思うファンもいるかもしれません。

そこで、今回はプロ野球開幕戦の決定過程を、わかりやすく解説します。

まずは、2024年シーズンの開幕戦についてご紹介しましょう。セントラルリーグとパシフィックリーグ、それぞれの開幕戦のカードはどうなっているのでしょうか?そして、どのようにしてこれらのカードや開催地が決まるのでしょうか?

それでは、2024年のプロ野球開幕戦の概要を見ていきましょう。

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【2024年セントラルリーグの開幕戦概要】

2024年のセントラルリーグは3月29日(金)に開幕します。現時点では試合開始時刻や開催球場は未定ですが、公式発表が待たれます。

読売ジャイアンツ対阪神タイガース(2022年順位:ジャイアンツ4位、タイガース3位)
東京ヤクルトスワローズ対中日ドラゴンズ(2022年順位:スワローズ1位、ドラゴンズ6位)
横浜DeNAベイスターズ対広島東洋カープ(2022年順位:ベイスターズ2位、カープ5位)

【2024年パシフィックリーグの開幕戦概要】
パシフィックリーグも2024年3月29日(金)にスタートします。こちらも試合開始時刻や会場は公式発表を待つ必要があります。

東北楽天ゴールデンイーグルス対埼玉西武ライオンズ(2021年順位:楽天3位、西武6位)
千葉ロッテマリーンズ対北海道日本ハムファイターズ(2021年順位:ロッテ2位、日本ハム5位)
オリックス・バファローズ対福岡ソフトバンクホークス(2021年順位:バファローズ1位、ホークス4位)

このように、2024年のプロ野球開幕戦は、ファンにとって見逃せない試合が目白押しです。開幕戦のカード決定や開催地選定の裏側にも、興味深いストーリーが隠れています。

日本プロ野球の開幕戦の舞台裏

日本プロ野球の開幕戦は、固定された規則に基づいて組まれているわけではなく、ファンの間で話題になることが多いです。特に、開幕戦の試合カードの決定方法は、一定の基準に従っています。

1999年までの開幕戦は、前シーズンの成績に基づいて組まれていました。この時代のルールでは、「1位対4位」「2位対5位」「3位対6位」のカードが基本でした。

しかし、2000年からは状況に応じた柔軟な日程組みが取り入れられました。

一方、開幕戦の開催球場も時代と共に変わってきました。その変遷を見てみましょう:

  • 2001年まで:前年の成績に基づき、上位3球団の本拠地で開幕戦が行われました。
  • 2002年の特例:サッカーワールドカップ日韓大会の開催に伴い、全国6都市で開催されました。
  • 2003年~2010年:2年前の上位3球団の本拠地で開催されるように変更されました。
  • 2011年の特例:開幕戦の日程と開催地が変更されました。
  • 上位3球団、パ・リーグは3年前の上位3球団が主催権を得るようになりました。
  • 2020年の特例:開幕戦が6月に延期され、無観客で開催されました。
  • 2021年:前年の特例を受けて、日程がスライドされました。
  • 2023年:セ・リーグは2020年の特例を反映しないことにしました。
  • 2024年からの現在の方式:パ・リーグもセ・リーグと同じルールに変更されました。

このように、日本プロ野球の開幕戦の試合カードや開催球場の決め方は、時代に応じて変化してきており、今日に至っています。

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2022年のパ・リーグ開幕戦、特別な取り決めが実施

2022年シーズンのパ・リーグでは、開幕戦のカードに特別な措置が採られました。この年の開幕戦は以下のように決定されています。

  • 埼玉西武ライオンズ 対 オリックス・バファローズ:18:00試合開始(2018年の成績:ライオンズ1位、バファローズ4位) – ベルーナドーム
  • 福岡ソフトバンクホークス 対 北海道日本ハムファイターズ:18:30試合開始(2018年の成績:ホークス2位、ファイターズ3位) – PayPayドーム
  • 東北楽天ゴールデンイーグルス 対 千葉ロッテマリーンズ:16:00試合開始(2018年の成績:ゴールデンイーグルス6位、マリーンズ5位) – 楽天生命パーク宮城

通常、パ・リーグでは4年前のシーズン成績上位3球団が開幕戦の主催権を持ちます。2022年では、西武ライオンズとソフトバンクホークスが自チームの本拠地で開幕戦を実施。しかし、意外なことに日本ハム(2018年3位)ではなく、楽天ゴールデンイーグルス(2018年6位)が主催権を持つ形で開幕戦が組まれました。

この背景には、北海道日本ハムファイターズが2023年シーズンの開幕戦主催権を東北楽天ゴールデンイーグルスと交換した事情があります。この交換の理由は、日本ハムが2023年春に新しい球場「ES CON FIELD HOKKAIDO(エスコンフィールド北海道)」の完成を控えていたためです。この主催権の交換により、2023年には日本ハムが新球場での開幕戦を迎えることが可能になりました。

阪神タイガースの開幕戦、不利な事情に直面?

プロ野球の開幕戦のカード決定において、阪神タイガースが不利な状況にあると言われることがあります。主な理由は、自チームの本拠地、甲子園球場で開幕戦を行うことができないからです。

春の高校野球と開幕戦の日程が重なる
プロ野球の開幕戦は毎年3月末に設定されていますが、甲子園球場では同じ時期に春の選抜高校野球大会が開催されます。このため、阪神は開幕戦で本拠地を使用することができないのです。

阪神が開幕戦を主催する場合の対処法
開幕戦の主催権を持つ際、阪神は以下の方法で対応します。

京セラドーム大阪で代替開催する。
対戦相手の球団に主催権を譲る。

2024年の開幕戦では阪神が主催権を辞退
2024年のシーズンでは、セ・リーグのルールに従い、2年前(2022年)の成績上位3球団が本拠地で開幕戦を迎えることになっています。2022年シーズンを3位で終えた阪神は本来、京セラドームで開幕戦を迎える予定でしたが、オリックスも同様に主催権を持っていたため使用が不可能となり、結果的に主催権を辞退しました。このため、主催権は2022年シーズン4位の巨人に移ったのです。

プロ野球開幕戦のカード決定の概要

プロ野球の開幕戦のカードや開催場所は特定のルールに基づいていますが、阪神のように特殊な事情がある場合もあります。2024年シーズン以降は、セ・リーグでは2年前の上位3球団、パ・リーグでは3年前の上位3球団が本拠地で開幕戦を行うことが決められています。

開幕戦はファンにとって大きな期待の対象であり、選手にとっても重要なイベントです。プロ野球の熱い闘いが期待されます。